• Copilot
  • MS365tips

Forms✕Copilotを検証:そのまま使える新規フォームは時短に間違いなし

この記事では

  • Forms✕Copilotでできること
  • 検証結果

をお伝えします。

一推しは、フォームの新規作成です。用途だけ伝えればほぼそのまま使えるフォームが作成できます。
一方で質問の修正・追加については、用途が限られ、手入力の方が早い印象を受けました。

—この記事の監修者—

ヒョウノモトハル

  • 1979年神奈川県生まれ
  • 大学卒業後、モラトリアム期間を経て会社員となる
  • 経理・総務・管理といったバックオフィスでの経験を積み、2016年から会社の情報システム部門へ転属
  • その後2021年にキャリアの経験を活かし、Microsoft365関連の講座でUdemy講師としてデビュー
  • 2023年現在、受講生5万人を抱えるベストセラー講師となる

Copilotの仕組み・使い方を体系的に学びませんか?

株式会社uniteでは、法人様向けのCopilot研修を実施しています。

✓AI補助による利便性の高いタスク処理
✓単純作業はAIに任せて人材不足解消
✓社員1人ひとりの業務範囲の拡大
✓業務コストの削減で利益絵膣アップ

等を検討している企業様にぴったりの研修です。
ご予算、サポート範囲については完全オーダーメードでサポート対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。

Forms✕Copilotでできること

Forms✕Copilotでできることは、大きく以下の4つです。

  1. フォームの新規作成
  2. 質問の修正
  3. 質問の追加
  4. 改善の提案

それぞれ簡単に解説します。

フォームの新規作成

指示に合わせて下書きを作成してくれます。
項目の指示も可能で、指示しなかった場合は、用途に合わせて自動で適切な項目を配置してくれます。

(生成結果画面)

*詳細は検証結果にてお伝えします。

質問の修正

既存の質問に対して、言い回しの変更や、選択肢の追加・修正を指示できます。

質問の追加

質問の追加も指示できます。


(回答)

改善の提案

フォーム作成後、デザインや設定の変更などについて、改善案を提案してくれます。

(提案結果)

検証結果:叩き台作成として優秀だが、修正は微妙

ここからは、実務を想定して検証した結果をお伝えします。

結論、Copilotは叩き台の作成には役に立ちますが、修正は手で直した方が早いです。

◎フォームの新規作成:細かい設定不要ならそのまま使える

必須入力や制限等の細かい設定が不要なら、そのまま使える精度でフォームを作成できます。

以下いずれかの指示の仕方がオススメです。

  • 用途だけ指示する
  • 用途と項目を指示する
  • 用途、項目と項目の詳細を指示する

用途だけ指示する

用途だけ指示した場合、項目を自動で追加してくれます。
追加される項目のチョイスも適切です。

法人向けのCopilot研修受講後のアンケート

(生成結果)

(指示)

本の誤植を申請するフォーム
・御礼にAmazonギフト券200円
・過去の誤植申請内容を確認し、記載がないことを確認してから申請するようお願いする

(結果)

イベント「Copilotを触ってみよう」について、参加登録を行うためのフォーム

(結果)

「用途+ある項目の詳細」はイマイチ

ある項目についてだけ詳細に指示をすると、その項目しか追加されない傾向がありました。

イベント「Copilotを触ってみよう」について、参加登録を行うためのフォーム
日程は以下3つから選択
20241201
20241210
20241228

(結果)指示した日程の項目しか作成されず

用途、項目と項目の詳細を指示する

項目や内容が決まっている場合、全部指示すれば意図通りの叩き台を作成できます。

イベント「Copilotを触ってみよう」について、参加登録を行うためのフォーム
項目は、お名前、メールアドレス、日程、その他連絡事項
日程は以下3つから選択
20241201
20241210
20241228

(結果)

Copilotの仕組み・使い方を体系的に学びませんか?

株式会社uniteでは、法人様向けのCopilot研修を実施しています。

✓AI補助による利便性の高いタスク処理
✓単純作業はAIに任せて人材不足解消
✓社員1人ひとりの業務範囲の拡大
✓業務コストの削減で利益絵膣アップ

等を検討している企業様にぴったりの研修です。
ご予算、サポート範囲については完全オーダーメードでサポート対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。

△質問の修正:選択肢の追加・修正以外、手で直した方が早い

質問の修正機能は、正直微妙でした。
形式が選択肢であれば、候補の追加・修正に役立ちます。
それ以外の形式の場合、質問の言い回しぐらいしか修正できず、手で直した方が早いです。

そもそも必須入力や制限の設定に対応していない

Copilotから必須入力・制限の設定は、現状非対応のようです。

(指示)

必須にして

(結果)

項目名の後ろに、(必須)と追記されただけで、必須になっていない

(指示)

メールアドレスしか入力できないように制限して

(結果)
制限は行われず、サブタイトルに「有効なメールアドレスを入力してください。」が追記されただけ

質問の形式変更は、通常の操作同様できない

「テキストを選択肢に」「選択肢をテキストに」などの変更は、通常の操作同様にできませんでした。

例1:テキストを選択肢に

(元の項目)

(指示)

日程を以下3つから選択するように変更して
2024120120
241210
20241228

(結果)
質問の言い回しが変わっただけで、指示が反映されず

例2:選択肢をテキストに

(元の項目)

(指示)

テキストからの自由入力に変更して

(結果)

質問の言い回しが変わっただけ

Copilotにおまかせで選択肢を追加・変更してほしい場合は有効

かなりピンポイントではありますが、質問形式が「選択肢」であり、候補をCopilotにおまかせで追加・変更したい場合には、便利です。

(元の選択肢)


(指示)

もっと項目を足して

(結果)

△~○質問の追加:適切な形式がわからない場合は有効

一応追加はしてくれるものの、指示を文面そのまま受け取ってしまう傾向があります。
形式を自分で選べるなら、正直手で直した方が早い印象を受けました。

(指示)

以下3つから選択する「希望日」
20241201
20241210
20241228

(結果)2024年12月01日など、年月日の補完をしてくれていません
*新規フォーム作成時はこのあたりの補完もやってくれていました

どの形式が適切なのか分からない場合は、意図だけを伝えれば勝手に判断してくれ、便利です。

例1:

(指示)

他の人にどれくらい勧めたいか?

(結果)

例2:

(指示)

以下のセクションを、良かった順に並べ替え
・導入に必要なこと
・基礎講義
・実践(Copilotを触ってみよう)

(結果)

△~○改善の提案:機械的で毎回同じ提案

改善の提案は、どのフォームに対しても同じような提案が行われました。
一応、設定漏れのチェックには使えそうですが、フォームの内容に合わせた臨機応変な提案は期待できません。

フォーム作成後に、毎回行う設定の代わりとして提案を受け入れると良いでしょう。

提案の内容は、以下の3つです。

デザイン

適用すれば見た目がリッチになりますが、デザインの適用漏れを防ぐ程度の機能です。

フォームの内容を元に、適切なデザインを提案している訳ではないようで「本の誤植申請」と「研修受講後のアンケート」両方で、同じデザインが提案されました。

フォームを使いやすくする提案

デザインの提案後、どのフォームでも常に以下の2つを提案してくれました。設定漏れの防止としては使えます。

応答のブースト

最後に、共有の仕方を提案してくれます。

Copilotの仕組み・使い方を体系的に学びませんか?

株式会社uniteでは、法人様向けのCopilot研修を実施しています。

✓AI補助による利便性の高いタスク処理
✓単純作業はAIに任せて人材不足解消
✓社員1人ひとりの業務範囲の拡大
✓業務コストの削減で利益絵膣アップ

等を検討している企業様にぴったりの研修です。
ご予算、サポート範囲については完全オーダーメードでサポート対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。