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Microsoft Copilot Studio:カスタムWebサイトに公開する手順

Microsoft Copilot Studioを使って作成したエージェントを、Webサイト上に公開する方法を解説します。

Web公開時のポイントは2つです。

  1. 認証なしに変更後、再公開すること
  2. 埋め込みコードをそのまま使わず、編集すること

記事を読めば、作成したエージェントを、あなたのサイトにスムーズに埋め込めるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

—この記事の監修者—

ヒョウノモトハル

  • 1979年神奈川県生まれ
  • 大学卒業後、モラトリアム期間を経て会社員となる
  • 経理・総務・管理といったバックオフィスでの経験を積み、2016年から会社の情報システム部門へ転属
  • その後2021年にキャリアの経験を活かし、Microsoft365関連の講座でUdemy講師としてデビュー
  • 2023年現在、受講生5万人を抱えるベストセラー講師となる

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Copilot StudioのWeb公開手順

大きく、以下の4ステップです。

  1. セキュリティ設定を「認証なし」に変更し再公開
  2. カスタムWebサイトの埋め込みコードを取得
  3. 埋め込みコードを編集
  4. 公開したいサイトに埋め込む

1.セキュリティ設定を「認証なし」に変更し再公開

デフォルトでは、エージェントの使用に、Microsoftの認証(Microsoftアカウントでのログイン)が必須となっています。

Webサイトに公開し、誰でも使えるようにするために、「認証なし」に変更します。

  1. Webサイトに公開するエージェントの概要ページから、設定を開く
  1. セキュリティ-認証

  1. 認証なしに変更し、保存
  1. 警告内容を確認し、再度保存を選択

設定を変更したら、再度「公開」します。
公開をしないと、変更が反映されず、公開先で認証エラーになるため注意です。

2.カスタムWebサイトの埋め込みコードを取得

  1. エージェントの概要ページから「チャネル」タブを開き、「カスタムWebサイト」を選択
  1. コピーボタンをクリックし、埋め込みコードを取得

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3.埋め込みコードを編集

この埋め込みコードを、既存のWebページで使えるように編集します。

iframe内だけを抽出

埋め込みコードには、HTMLファイルに文法上必要な記述も含まれています。
既存のWebページに使用する場合、これらの記述は必要ありません。

<iframe ~ </iframe>内だけをコピーします。

(下線部分だけが必要な箇所)

<!DOCTYPE html><html><body><iframe src=”https:hogehoge.co.jp” frameborder=”0″ style=”width: 100%; height: 100%;”></iframe></body></html>

高さを調整

埋め込みコードの記述そのままだと、チャット欄が非常に狭いです。

heightの値を修正します。

600pxくらいにすると、ひとまず、パソコン上で使える見た目になります。
(後ろの「;」を消さないよう注意)

<iframe src=”https:hogehoge.co.jp” frameborder=”0″ style=”width: 100%; height: 600px;”></iframe>

4.既存のサイトに埋め込む

あとは、埋め込みコードを、公開したいWebサイトのHTMLファイルに埋め込むことで、エージェントがサイト上に公開されます。

WordPressのサイトの場合、「カスタムHTML」にコードを貼り付ければOKです。

(例:サイドバーに埋め込んだ場合)

サイトのデザインによっては、貼り付けただけではキレイに表示できない可能性もあります。

(例:当サイトの記事のサイドバーに埋め込んだ場合。幅が足りず、縦長になっている)

デザイン上の設定は、HTML/CSSを使って行います。

より細かい調整をしたい場合は、既存のWebサイトを構築したデザイナーやエンジニアに相談しましょう。

(参考)デモWebサイトは公開用ではない

チャネルには、「カスタムWebサイト」の隣に「デモWebサイト」もあります。
「デモWebサイト」はテスト用で、本場の環境での利用は想定されていませんので注意しましょう。

Copilot StudioのWeb公開時の注意点

最後に、Web公開時の注意点をお伝えします。

  • 認証なしに変更後、公開し直すのを忘れずに
  • 機密情報にアクセス可能なエージェントを公開しない
  • 小さく試してから全体に公開する

認証なしに変更後、公開し直すのを忘れずに

セキュリティの設定を「認証なし」に変更した後、公開し直すのを忘れないようにしましょう。

公開していない場合、公開先のページで、以下の認証エラーが表示されます。

申し訳ありません。予期しないエラーが発生しました。現在調査中しています。エラーコード:IntegratedAuthenticationNotSupportedlnChannel。会話ID:XXX(略)

エラーコード「IntegratedAuthenticationNotSupportedInChannel」が表示されたら、ほぼ間違いなく、公開し忘れです。

機密情報にアクセス可能なエージェントを公開しない

Webサイトに公開したCopilot(エージェント)は、URLさえ知っていれば認証なしで誰でも利用可能です。

  • ナレッジに機密情報(社外秘・個人情報)を含んでいる
  • データベースを更新するアクションが設定されている

ような場合、エージェント経由で機密情報の漏えいや、データベースの不正操作が行われてしまう可能性があります。

挙動だけをチェックするのではなく、設定内容をきちんと確認しましょう。

(特に確認すべき設定内容)

  • アクション
  • ナレッジ
  • 接続の管理

小さく試してから全体に公開する

テストが完了した後、誰でもアクセスできるサイトにいきなり公開するのではなく、まずは限定的に運用しましょう。テストとして動かすのではなく、実際に使ってもらうことが重要です。
有料会員にのみ先行公開して様子を見るなど、まずは小さく試しましょう。

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